2019/07/17 14:48

ちょっと忘れたくない気持ちを書くので長くなります。
(先日Instagramに掲載したのと同じ内容になります。こちらでも書いておきたいと思い投稿することにしました。)


先日は小雨の中、久しぶりに青山の辺りをウロウロしていました。傘はいらないかもと思って持たずに出たら思いのほかやまなくて、
やむを得ずコンビニで買うという、、なんたる無駄。。 そんなところからの散策スタートでした。

平日ということもあると思いますが、アパレルのお店の中にはあまりお客様がいなくて
本屋さんにもいなくて、どこにもいない??と思ったらギャルソンのポップアップショップとApple Storeにはたくさんいらっしゃいました。


今はネットがあるから自宅にいて全て揃うんだよなーとぼんやり思ったら、そこから妄想モードに突入。一人頭の中で議論です。

全部自宅で揃うとすると、皆さん普段なにをやってるんだろう?洋服もバッグもメイクも揃った状態で、どこに出かけるのか、目的って何か、、SNSにアップする??そういうこともあると思うけど、それが目的、、になるかな??そんな風潮って煽られてるけど、人からの見た目を重要視して生活したくない(服を作っててなんですが)。 となると、アンティコッターで買ってくださった方は、袖を通した後、どんな生活をしてどういう気持ちでいるんだろう。

お客様で時々メッセージをくださる方がいて、その方々に共通しているのが、ご自身のスキルを活かして何か活動されていたり、クリエイターさんや専門職の方が多いんです。中には同業の方もいらして恐縮ですがとても嬉しく思っています。

そういう方々が、服を着るときに求めることは何か。

アンティコッターは日常にしっくりと馴染むアイテムを作っているので、しっくりときた先に、誰かから「素敵ですね」と言われることもあるかもしれない。それは嬉しい。「私はこういう人です」という自己表現、自己実現の一つということもあるかもしれない。
でも、そこなのかなぁ、、服は見た目の印象を決める要素だけど、自分が作っている目的や、買ってくださるお客様の目的が、承認欲求を満たすためとは思えないしどこか腑に落ちない( SNSにアップしてもらえるのはめちゃめちゃ嬉しいんです。むしろアップしてほしいんですけど、きっとそこが目的じゃないと思う。アップしてくれるのは応援の意味だと思っています)。


洋服を着てしっくりきたとき、どうなるか。誰にあっても堂々としていられる。嫌味な感じになるのは論外だけど、物怖じせずにフラットに会話ができる。憧れている、尊敬している人に会ったときにも、自然に会話ができるはず。
物怖じしないと、いろんな人に会えるから色んなことを知ることができる。ますます好奇心を持って生活ができ、承認欲求ではなく、そうだ、知的欲求が満たされていく…。 


知的欲求。これを求めて生きた先に、欲求なので尽きることはないと思うから「もっと色々知りたかった」と思うことはあるかもしれないけど、人生の最後、確実に「いい人生だった」と言える気がする。
逆に承認欲求だけを求め続けたら…?
そこまで想像して(どんだけヒマやねんというのはさておき)、今更ながら、自分は何を作っているのかがわかりました。


しっくりとくる服を纏って、どんどん人に会って、知識の幅を広げ、いつまでも好奇心を持って生活してほしいんだなと気づきました。
私が作る洋服一つでそんな大層なことになるとは思えないけど、でもその一つの要素になる!そんな気持ちで作りたい!と思います。


すごい長文になってしまいましたが、最後まで読んでくださった方いらっしゃいますか〜 ありがとうございます。
これをInstagramにアップしているのがそもそも矛盾してないか?というのはありますが、私は承認欲求もめちゃめちゃありますので、それはそれとして今後ともどうぞよろしくお願いします!


Enjoy your day!!!


instagram @anticotter 
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